くらしのちょこっとメモ

明治大正生まれの曾祖父母を含む4世代計8人の大家族で育ったわたしの自然なくらしの備忘録

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便利過ぎる生活が肌に合わないんだと気がつきました

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何でもどんどん便利になっていく今の時代で、人と話が合わないことは、よくあります。

だからと言って、自分らしさはなかなか変えられません。

 

わたしは、丁寧なくらしは向いていません。

洗濯物は裏返しの物も裏返しでないものもそのまま畳んでしまいます。

もっと言うと、基本的に乾いた物から着ていくので、ほとんど畳むものもありませんが。

毎日ではありませんが、お弁当はご飯とふりかけもしくは佃煮と漬け物だけで足らせます。

 

人には色んな嗜好がありますよね。

わたしは、便利過ぎる生活が肌に合わないんだと気がつきました。

一昨日、気がつきました。

 

気がついたきっかけは、幼稚園の先生とのやりとりでした。

わたしは2週間程前に腰を痛め、幼稚園の送り迎えが厳しくなりました。

(普段はアシストも切替もない自転車で、急な坂道ありの通園路を片道10分強かけて通園しています。)

それでも、先週までは分散登園だったので何とか主人に都合を合わせてもらい登園ができたのですが。

今週からは通常の登園生活が始まったのですが、腰痛+娘の登園拒否+主人の出張(2泊)が重なり、今週はまだまともに1度しか登園できていません。

 

幼稚園の先生と電話で話し、「一時的なバス通園も可能ですので」と、とてもありがたい提案を頂きました。

ですが、心の中で疑問が湧き、もやもやしました。

 

そして、気がつきました。

 

わたしは、子どもと一緒に楽しく登園するのが好きなんだと。

4歳の娘と歩くと片道30分程かかる幼稚園ですが、一緒に歩くのもまた楽しいなと。

 

一昨日、昨日と幼稚園近くまで娘と歩きましたが、以前と比べて「すたすた」良いペースで歩けるようになった変化に気がついて嬉しくなったし。

 

道中、娘が道草食って、

娘「なめくじーーー」

と言って一生懸命手を払っているので見ると、ヒルのような生物が娘の手に!

急いで取り払いました。

丹沢方面ではヒルがよく出ますが、葉山にもヒルっているの?

 

こんな日々の小さな出来事が、とても愛おしいのです。

 

話がまどろこしくなりましたが、バス通園は便利だけど、ちょっと大変でも徒歩通園したいなと思いました。

娘の登園拒否の気持ちが少しでもある時期は特に。

 

他にも「便利」が肌に合わないことが多々あります。

 

高速道路より一般道路派です。

景色の変化は一般道の方が感じやすいし、早く目的地に着けてしまうと過程の楽しみが奪われてしまう感じがする。

ただ、子どもが産まれてからはこの価値観が少し変化しました。

 

音楽鑑賞は、余裕があればレコードで聴きたいです。

産後レコードで音楽を聴く機会が減りましたが、娘も4歳になったので、最近はたまに一緒にレコードで音楽を聴きます。

レコードの音の厚み、盤をひっくり返す一手間、レコードが回って音楽がかかっているというアナログな感じ、たまりません。

 

できあいの食品を買えません。

一人暮らしを始めてからも結婚後もずっと20年以上、この生活が染み付いて変えられません。

人付き合いで止むを得ずの時はもちろん買います。

が、学生の頃は特に「コンビニ弁当なんて高くて買えない!みんな安いって言う学食ですら高いからお弁当にしよー」と、毎日お弁当を作っていました。

今でもやっぱり、できあいの物はスーパーでもコンビ二でも高くて買えません。

話の的がそれましたが、高いし、作る楽しみが奪われてしまいます。

もちろん、面倒な日もあります。

産後は特に面倒な日や、子どもの気分で大変な時もあります。

でも、面倒に思う日や楽しい日があるって変化がやっぱり愛おしいのです。

 

一見「便利」と思える物の裏には不便さもあることが余計に面倒です。

例えば炊飯器。

とにかく電化製品の掃除が嫌いです。

釜も内蓋も毎回洗わなければいけない上に、外側まで掃除が必要。

さらにはコンセントと繋がっていないといけない置き場所の融通のなさ。タイマーがかけられないこと以外は、わたしにとっては鍋炊飯より不便なことだらけです。

 

例えば便座のウォシュレットとウォーマー。

ウォシュレットは何度か経験はありますが、雑菌の温床になりそうでわたしは使えません。

ウォーマーも、本当に必要な時期って12ヶ月のうち3ヶ月程。なのに、あの物体があることで掃除がものすごく大変になります。

なので、家のリフォームの時には何の設備もない便座を選びました。とにかく掃除が楽です。

 

例えばボトルを洗うための柄付きスポンジ。

今はボトルの中を乾燥させるためだけの商品もありますね。

長い菜箸とスポンジでボトルの中は洗えるし、長い菜箸とふきんで中をふけます。

物が増えるとその収納場所を確保しないといけないし、掃除の手間も増えます。

それが劣化すると、買い物だって手間です。

 

この手の話は山のようにあるのでこの辺でおしまい。

 

オートマチックが苦手です。

車はマニュアル派です。自分の好きなタイミングでシフトチェンジしたいです。

その方がドライブが楽しいです。

窓もパワーウインドウは苦手です。

手でぐるぐる開けるのが好き。

壊れないし、何より、災害で浸水した時のことを考えると怖いです。

って言っていますが、今の家の車はオートマでパワーウインドウです。

窓割る物、積んでなかったなぁ、用意しなくちゃなぁ。

 

子どもとの遊びツールは、なるべく作りたいです。

「遊び」こそ、与えられ過ぎると一番楽しい「遊び」の部分が奪われてしまった気になります。

もちろん、我が家にもそこそこ市販のおもちゃはあります。ワミー、カーペンターブロック、積み木、わなげ、カラコロツリー、リカちゃん、カプラ、等々。

でも、子どもと一緒に遊ぶ時に何をしているかって、それほどおもちゃって使わないなって気がつきました。おもちゃを使う遊びと使わない遊びって半々くらいかしら。

子どもの1人遊びを見ていても、半々くらいの割合でしょうか。

子どもと一緒に考えて「遊び」を作ることが楽しいし、過程を見せるのが楽しいです。

糸電話を作ったり、あいうえお表を作ったり、即席の絵描き歌(かなりデタラメ)を互いに作って歌だけをヒントに絵を描かせ、相手の描いた絵を見て爆笑したり。

毎日、今日はどんな遊びをしようかと考えるとワクワクします。

 

生活そのものが遊びであふれています。

今思えば、自分が幼少期の頃から生活そのものが遊びでした。

大人の手仕事をじーっと観察しているのも遊びでした。

小豆のさやむきは、さやから小豆がこぼれ出てくる視覚的快感、そして感触も気持ちが良く、遊びそのものです。

梅ジュースの仕込みで、フォークを梅に刺す楽しさ。

幼い頃の楽しい記憶が改めて蘇ってきます。

今もその楽しさは変わりません。

そして、今は娘と一緒に楽しみたいです。

 

ライフラインが途絶えた時と落差の少ない生活をしたいです。

20年以上前からキャンプが好きで、特にキャンプ場ではない、トイレも水道もない場所でキャンプをするのが特に好きでした(分別のない若気の至りでしたが)。

そこで気がついたのは、家の水道の蛇口を捻ると水が永遠に出てくるのは当たり前ではないということ。

とてもありがたいことだったんだということ。

元々節水には気を遣っていましたが、更に気をつけるようになりした。

 

そして、ここ数ヶ月間コロナウイルスでの外出自粛の生活でストレスがなかったことに気がつきました。

産後から、週一の宅配以外、買い物はほとんどしなくて良いような生活に慣れるように切り替えていました。

パンは作り、加工肉がない生活に慣れ、「これがないから買い物に行かなくちゃ」という気持ちは捨て、ないならないで何とかする。

ティッシュペーパーは使わず、トイレットペーパーもほとんど使わず、キッチンスポンジも消耗品になるような物は買わないようにしました。

洗剤等は、汎用性の高い重曹や石けんにして種類を減らすと、半年分、一年分購入しても収納が煩わしくありません。

トイレットペーパーをまとめ買いしなくても、ドラッグストアは3ヶ月くらいは行く必要がありません。

子どもがいると特に、買い物は時間がかかります。

1人の買い物でも、行かないなら行かない方が時間に余裕が生まれます。

楽しいショッピングはストレス解消になるけれど、消耗品の買い物はしなくて済むならなるべくしたくありません。

そして、物に頼らないから買い占め等でお店から商品がなくなっても焦ることはありません。

 

そして、家の中には遊びがいっぱい!

 

もちろん、コロナウイルスによる収入の激減はありましたけど、不謹慎ですが、外出自粛での家族との蜜な生活を楽しんでいました。

誰かを責めても自分の生活がハッピーになるわけではないので、ただただ、今起きていることを受け入れて、できる生活をする。

ラジオを毎日聴いていましたが、ラジオはコロナウイルスでもハッピーな気分になる番組ばかりでした。

ラジオは、情報で不安になる要素がなかったです。

 

便利を求め過ぎなければ、思いがけない世の中の変化にも心が自然に沿っていくような気がします。

なるべくストレスフリーで過ごしたいですからね。

 

 

さてさて、今週は1日のみの登園でした。

今日一生懸命書いた先生への手紙は、いつ渡せるかな?

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その1日は、号泣しながらも

「お友達とお絵描きはしたいーーー、えーーーん!」

って、登園しました。

降園時間少し前に幼稚園から

「お母さま、ご心配されましたでしょうけど………」

という報告の電話を頂きました。

 

いえ、全然心配していませんでした。

むしろ、面白いと思って思い出し笑いしてましたけど。

心配した方が良いのかしら。

 

  

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